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内容説明


品切 法務沿革誌 第七巻
法務省大臣官房司法法制部編
書籍コード 15-08
判型 上製A5判函入
頁数 398頁
 本書は,さきに刊行された法務沿革誌第六巻(平成8年3月 法務大臣官房司法法制調査部編)に続いて,平成6年1月1日から平成13年12月31日までの間の法務省の所管事項及びその関連事項のうち重要な意味をもつと思われるものを収録したものです。
 登載した事項の範囲,形式等は,原則として上記既刊誌の体系の例にならったが,裁判所関係の事項については,別に裁判所沿革誌が刊行されていることでもあるので,法務省の所管事項と特に関係の深い事項のみを登載することとしました。また,書式は,左横書きに改めた。
付 録 として
1 法務省・法務省管下各組織機構図(1〜7)
2 法務省職員定員沿革
3 公証人,司法書士,土地家屋調査士,保護司及び人権擁護委員の数
4 法務省所管歳出決算額累年比較表
5 法務省所管新営施設暦年別一覧表
6 法務職員概覧
7 検察庁職員概覧
 を掲載しています。
 なお,これまでに刊行された法務沿革誌の在庫の有無は次のとおりです。部数に限りがありますので,品切の節は御容赦願います。


司法沿革誌(昭和14年10月 司法省編)(品切
続司法沿革誌(昭和38年3月 法務大臣官房司法法制調査部編)(品切
法務沿革誌第一巻(昭和42年 3月 同)(品切
法務沿革誌第二巻(昭和49年10月 同)(品切
54-06  法務沿革誌第三巻 (昭和54年3月 同) (税込定価3,850円(本体 3,500) 送料480円)
60-09  法務沿革誌第四巻 (昭和60年3月 同) (税込定価4,180円(本体 3,800) 送料480円)
05-15  法務沿革誌第五巻 (平成 5年3月 同) (税込定価6,942円(本体 6,311) 送料480円)
08-22  法務沿革誌第六巻 (平成 8年3月 同) (税込定価6,942円(本体 6,311) 送料340円)


高等裁判所刑事裁判速報集 (平成13年)
法務省大臣官房司法法制部編
書籍コード 15-15
判型 A5判
頁数 258頁
 本書は,全国の高等検察庁において作成した「高等裁判所刑事裁判速報」に掲載された裁判例のうち平成13年分を,各高等裁判所ごとに,その速報番号にしたがって収録したものであり,昭和56年度版から継続的に刊行されているものである。この速報集は,その編集方針上,類書とは収録重点を異にした特色ある裁判例集として,検察内部のみならず,部外の法曹においても頻繁に利用されてきたものであって,法条別索引,裁判月日別索引,事項別索引も掲げられ,利用価値の非常に高い資料となっています。


品切 刑事控訴審の手続及び判決書の実際
小林 充著
書籍コード 12-25
判型 A5判
頁数 204頁
(はしがきより)
 本書は,司法研修所論集1993-I(第89号)に掲載した旧稿「刑事控訴審判決書の実際」を利用の便を考え一冊の本とした機会に,これに若干加筆等をするとともに,刑事控訴審の手続についても概観したものである。その主眼は,刑事控訴審判決書の実際の形式を説明することにあり,その意味では旧稿のはしがきにおいて述べた点がほぼそのまま当てはまる。ほかに,新たに手続の部分を付加したのは,実務的観点からする刑事控訴審手続の手引的なものになることを意図するとともに,それが判決書の部分を理解するのにも意味があると考えたからである。ただ,この手続の部分は,その狙いからみていわば素描的なもので足りると考え,簡潔な説明にとどめている。
 本書においても,できるだけ平易かつ客観的な説明を試みたこと,ときに意見にわたる部分もあるが,それは個人的なものにすぎないことなどは旧稿と同じである。旧稿と同じく,実務上の資料として利用されることを願うものである。
 なお,本書の刊行については,その内容の点を含め,東京高等裁判所岩瀬徹判事(現前橋家裁所長)の全面的な協力を得たものである。
主要目次
第一部 手 続
第一 総 論
控訴審の意義ないし機能
控訴審の構造
第二 控訴の適法性
控訴の提起期間内の控訴であること
控訴権を有する者の控訴であること
控訴の利益の存在
適式な控訴であること
第三 控訴理由
控訴理由法定主義
控訴理由の分類
第四 控訴審の手続
手続の概要
控訴趣意書とその在り方
裁判所の調査
事実の取調べ
審理手続
控訴審の裁判
第二部 判 決 書
第一 総 論
判決書作成の根拠と目的
判決に付すべき理由
配列・文体・用字・用語等
作成後の点検
第二 各判決に共通する事項
表題
被告人の表示
前文
後文
その他
第三 主 文
控訴棄却の判決
破棄差戻し(移送)の判決
破棄自判の判決
右一ないし三が競合する判決
第四 理 由
一般
控訴棄却の判決
破棄差戻し・移送の判決
破棄自判の判決
A 破棄の部分
B 自判の部分


重版 犯人識別供述の信用性 (平成11年6月刊行)
司法研修所編
書籍コード 11-16
判型 A5判
頁数 408頁
 本書は,司法研究報告書第49輯第2号として司法研修所から刊行されたもので,平成7年度司法研究員仙波厚(浦和地方・家庭裁判所判事),小坂敏幸(司法研修所教官判事),宮崎英一(最高裁判所裁判所調査官)の三氏が,犯人識別供述の信用性に関し多数の文献等を踏まえたうえで,約90件の裁判例を整理・分析・調査研究したものである。
 犯人識別供述の信用性を検討するうえで,留意すべき事項の注意則を抽出するとともに,捜査・証拠調べのあり方などについても工夫の余地はないかなどといった点についても考察している。
 末尾に資料編として60件の不公刊の裁判例の犯人識別供述に関する判断部分を収録し,60件のすべてにつき判断結果が一瞥できるよう○×印を付すなどの工夫がなされている。
目 次

第1部 序 説
第1 はじめに
第2 犯人識別供述のもつ一般的問題点について
第3 本研究について
第2部 具体的裁判例の検討
第1 観察の正確性
既知証人による犯人識別
(1) 「既知性」の内容
(2) 無罪事例の分析
(3) 観察条件が悪い事例の分析
(4) 信用性の分析
(5) 声による識別事例の分析
顕著な特徴を伴う犯人識別
(1)  「顕著な特徴」の内容
(2) 無罪事例の分析
(3) 信用性の分析
客観的観察条件と犯人識別
(1) 照度・視力に関する事例の分析
(2) 観察時間に関する事例の分析
主観的観察条件と犯人識別
(1) 積極的な認定要因とした事例の分析
(2) 消極的な認定要因とした事例の分析
第2 記憶・犯人選別の正確性
記憶の正確性
(1) 記憶の正確性検討要素
(2) 再認同定(犯人選別手続)までの期間の長短と識別供述の信用性
犯人選別手続等の正確性
(1) 写真面割り
(2) 面通し
(3) 目撃者(被害者)が自ら犯人を確保した事例
(4) 犯人選別過程での暗示・誘導等の有無
記憶・犯人選別の正確性を判断する場合の留意点
(1) 犯人選別過程における言語的部分の評価
(2) 初期供述・初期選別の重要性
(3) 犯人識別供述の具体性,変遷等とその信用性
(4) 犯人選別時の確信の程度と犯人識別供述の信用性
(5) 犯人識別供述の信用性評価の方法
犯人識別供述の証拠価値の評価
複数の目撃者(被害者)により犯人選別が行われた事例
(1) 信用性否定事例
(2) 選別結果の不一致と信用性
(3) 留意点
第3部 考 察
第1 捜査上の問題点
初期供述・初期選別根拠の重要性とその記録化
犯人選別手続での信用性の担保とその記録化
裏付け捜査の重要性
第2 審理に関する問題点
証拠開示
証拠調べ
(1) 初期供述・犯人選別手続等に関する記録の証拠化
(2) 証人尋問の在り方
(3) 検証の重要性
第3 補強証拠
はじめに
補強証拠の内容
裁判例
(1) 年少者
(2) 店員等
(3) 性犯罪
まとめ
第4 心理学鑑定の活用
文献等
裁判例の状況
考 察
第5 年少者の犯人識別供述
年少者の証言能力
年少者の犯人識別供述の信用性
(1) 文献等
(2) 裁判例の状況
(3) 考 察
第6 おわりに
調査裁判例一覧表
参考文献一覧
附属資料 不公刊裁判例の犯人識別供述に関する判断部分


重版 情況証拠の観点から見た事実認定 (平成6年5月刊行)
司法研修所編
書籍コード 15-03
判型 A5判
頁数 612頁
 本書は,昭和63年度司法研究員中川武隆(千葉地方裁判所判事),植村立郎(札幌地方裁判所判事),木口信之(札幌地方裁判所判事・札幌高等裁判所判事職務代行)の三氏による司法研究報告書(第42輯第2号)である。
 事実認定は,裁判官が日々の事件を扱う中で,常に行わなければならない事柄で,その判断のいかんが刑事裁判の適否に直結しており,量刑とともに刑事裁判の根幹をなしている。このように事実認定は,刑事に限らず裁判における最重要事項であり,適正な事実認定を目指して,裁判官が日々努力しているところである。
 総論では,1.研究の目的,方法 2.情況証拠の分類 3.情況証拠による事実認定 4.証拠調べ及び事実審理に関する参考指針,各論では,1.本研究における情況証拠の分類 2.情況証拠の諸類型及びその特性等として記述され,付属資料として,1.情況証拠分類表 2.事例一覧 3.事例分析を付している。

追記(平成15年2月)
 本研究書の発刊から10年を経過したが,この間に研究員によって本研究を補完するものとして発表された以下の論考も併せて参照願いたい。

植村立郎 注釈刑事訴訟法(新版)5巻(平成10年)142頁,警察学論集54巻(平成13年)7号175頁,8号189頁,9号161頁,10号164頁,刑事訴訟法の争点(第3版。平成14年)156頁。
木口信之 新刑事手続III巻(平成14年)71頁。