第一章 裁判官のありよう,裁判のありよう
コラボレーションとしての民事裁判
裁判官はどのようにして心証を形成するか
討議と対話
第三の目
判例委員会で学んだこと
何が基本か
清く,正しく,美しく
民事判決は敗訴者を名宛人として書くのがよい
公平,気力,頓智
和解に現れる教養と法曹
司法の清廉とノーベル賞
第二章 小説の出来上がり方と判決の出来上がり方
小説の出来上がり方と判決の出来上がり方
裁判官は無責任である
弁護士は事柄を絶対的にではなく,相対的に考えることを旨とする職種である
編集者としての法曹
“聴き合うこと”の大切さ
法廷における発声について
第三章 『源氏物語』に「常識」を習う
『源氏物語』に「常識」を習う
文学は実学である
歴史を読むか,文学を読むか
長編小説を読む
読売文学賞と私
常識のたね
大隅先生の思い出
「あみださん」の「さんがくがんりき」
教材としての文壇録
要約するということ
第四章 まず遊ぶ
まず遊ぶ
裁判は音楽の状態に憧れる(その一)
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裁判は音楽の状態に憧れる(その二)
バイオリニスト諏訪内晶子を育てたもの
味覚三代
本音と建前
歌舞伎のしたたかさ
第五章 人を育てる,人が育つ
人を育てる
人が育つ
人が分かるということ
子を持って知る親の恩,孫持って知る孫の可愛さ
第六章 徒然なるままに
タフでなければ生きていけない,やさしくなければ生きていく資格がない
一位でなくてもよいが,セカンドグループではだめ
四万十川
神は細部に宿る
谷崎潤一郎の「転勤」
代役
仁左衛門の「河内山」
民法は共有を嫌悪する
第七章 調停のこころ
呉越同舟
平成二五年一月二一日 神戸調停協会講演
「調停委員には教養が必要である」と言われるのは何故なのか
平成二六年一〇月二四日 中部調停協会連合会講演
調停委員の基礎的素養について
第八章 特別収録
ゴルフ外国語論
肖像画を観る
あとがき
川口冨男先生を偲んで 中務 嗣治郎
川口冨男先生ご経歴
初出一覧
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